東京〜札幌はこうすれば安く行ける!
東京〜札幌を安く行く方法を考えてみましょう。東京・札幌間は飛行機の移動がオーソドックスですが、JRでも行けますし、フェリーという手もあります。多彩な交通機関があるので、選択肢は豊富です。
飛行機は運行している航空会社も多く、格安チケットも数多くあり、LCCも飛んでいます。一方、JRは時間がかかりますが、新幹線を使えば1日で着きますし、定価が安く、割引きっぷも設定されています。もっと安さを求めるなら青春18きっぷが有名ですが、東京〜札幌ではちょっと利用しづらいですし、学休期しか発売されていません。高速バスはこの区間は運行されていませんが、フェリーと組み合わせるとお得な旅ができます。
まとめると、安さならLCC、利便性なら大手航空会社の格安チケット、旅好きならJRの新幹線+特急か、高速バス+フェリーということになるでしょう。
交通機関 | 区間 | 運賃 |
---|---|---|
ピーチ | 成田~新千歳 | 5,000円~30,000円 |
ジェットスター | 成田~新千歳 | 5,000円~30,000円 |
スカイマーク | 羽田~新千歳 | 7,000円~33,000円 |
ADO | 羽田~新千歳 | 8,000円~33,000円 |
JAL、ANA | 羽田~新千歳 | 9,000円~40,000円 |
JR新幹線+特急 | 東京~札幌 | 24,000円~27,000円 |
商船三井フェリー | 大洗~苫小牧 | 10,000円~19,000円 |
※価格は変動します。ご利用の際はご自身でお確かめください。
LCCを利用する
東京〜札幌間を飛行機で移動する場合、なんといっても、格安航空会社LCCが安いです。就航しているのはジェットスター・ジャパンとバニラエア、春秋航空日本の3社。東京は成田空港の発着、札幌は新千歳空港の発着です。早い時期に予約すると、5,000円程度でチケットが手に入りますし、直前でも1万円台で買えることが多いです。
しかし、受託手荷物や座席指定には別料金がかかります。成田空港までのアクセスにもお金がかかります。また、使いやすい時間帯に運航されていなかったりすることもあります。乗らなかったときのチケットキャンセルもできない場合が多いので、あまり使いやすいとはいえません。
スカイマーク、エアドゥを利用する
羽田空港を利用したいなら、スカイマークとエアドゥが安いです。LCCに比べると少し高いですが、キャンセルや変更に関する制限は緩く、荷物預けも無料です。節約旅行をするのなら、この両社を使うのもいいでしょう。羽田〜新千歳空港の路線を運航しています。
JAL、ANAの割引運賃を利用する
東京〜札幌は、航空会社間の競合も激しいのでJALやANAといった大手航空会社も割引率の高い格安航空券を販売しています。JALやANAでも、1ヶ月ほど前までに予約する割引運賃を使えばお手頃な価格です。とくに「バリュー」「先得」などの超早期割引運賃はお得です。
また、前日でも比較的お手頃な運賃が用意されています。JALやANAのサイトで、羽田空港〜新千歳空港(札幌)間のチケットの価格を検索してみると、便によっては格安のチケットが見つかります。。
ホテルパックのツアーを使う
往復の航空チケットのホテルの代金がセットになったツアーを「ホテルパック」といいます。ホテルパックのツアーは安いものが多く、単純に往復の航空券を普通運賃で買うより、ホテル付きのパックのほうが安いことがあるくらいです。もし、ホテルは泊まる必要が無い場合は、当日宿泊キャンセルの旨を電話で伝えればすみます。
価格は時期により大きく変動しますが、通常期なら3万円〜5万円程度で探せます。
ホテルパックは10日前までの予約が可能です。10日前を切っても予約できるプランもありますが、格安ではありません。
JR 新幹線、特急を利用する
東京〜札幌間は新幹線でつながっていませんが、新幹線と特急を乗り継いでJRで移動することができます。とはいえ、移動は丸1日がかり。あまり使い勝手がいいとはいえません。定価で片道27,760円です。
往復割引の場合、片道あたり26,270円です。「えきねっとトクだ値」という割引きっぷを使うと、片道24,000円程度で購入できます。
青春18きっぷで行く
青春18きっぷを使えば、1日あたり2,410円でJR線が乗り放題。じゃあ、青春18きっぷで北海道へ!という考えもありますが、実際は困難です。東北・北海道方面のJRは、盛岡〜青森間で別会社になっていますし、青函トンネルは新幹線しか走っていませんので、その区間では青春18きっぷは使えません。
青春18きっぷで北海道に行く方法がないわけではありませんが、あまり現実的ではありません。
北海道&東日本パスで行く
「北海道&東日本パス」は、JR北海道とJR東日本の普通列車が乗り放題。一部の第三セクター路線や、急行列車にも乗車可能で、7日間11,330円。東北、北海道方面への利便性の高いきっぷです。別料金を支払えば、新青森~新函館北斗間のみ新幹線も乗車できます。
ただ、東京~札幌間を1日で着くことはできず、青森か函館で宿泊が必要です。津軽海峡間を深夜フェリーを使えば宿代わりにはなりますが、使い勝手はいいとはいえません。
フェリー+バスで行く
船とバスで北海道へ行くこともできます。現在、商船三井フェリー「さんふらわあ」が茨城県の大洗港と北海道の苫小牧港を結んでいます。東京−大洗と苫小牧〜北海道の高速バスを含めたセットのチケット(パシフィック・ストーリー)も発売されていて、東京〜札幌間を片道10,000円程度で旅行できます。