「みずほ」に格安で乗る情報まとめ
山陽・九州新幹線の「みずほ」号は、関西・山陽エリアと九州エリアとを結ぶ新幹線列車です。関西~九州間で「みずほ」に乗る場合、安く乗れる割引きっぷや格安チケットが多くあります。一方、山陽区間のみに乗車する場合は、割引きっぷはほとんどありません。
ここでは、「みずほ」号に少しでも安く乗るための方法を解説していきます。
山陽新幹線「スーパー早特きっぷ」
「みずほ」号に安く乗るために最もおすすめなのが、「スーパー早特きっぷ」です。新大阪・新神戸〜小倉・博多間が1万円あまりという格安の割引きっぷです。他に、新大阪・新神戸〜熊本・鹿児島中央などにも設定されています。
駅の窓口では販売はなく、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」専用商品です。そのため「J-WESTネット」の会員登録(無料)が必要です。販売期間は乗車の1ヶ月前〜2週間前です。
「みずほ」はもちろん、「のぞみ」「さくら」などの山陽新幹線各列車の普通車指定席に乗車でき、新大阪〜博多間の場合、約20%以上安くなります。ゴールデンウイークや夏休みも利用可能です。主な区間の価格は以下の通りです。
- 新大阪・新神戸~小倉・博多 11,690円
- 新大阪・新神戸〜熊本 14,390円
- 新大阪・新神戸〜鹿児島中央 16,970円
- 岡山〜熊本 13,850円
- 岡山〜鹿児島中央 15,800円
- 広島~熊本 11,710円
- 広島〜鹿児島中央 14,560円
画像:フォトライブラリー
山陽新幹線「スーパー早特21」
「スーパー早特」よりもさらに安いのが、「スーパー早特21」です。新大阪・新神戸~熊本・鹿児島中央・長崎間が格安になる割引きっぷです。JR西日本のインターネット予約サイト「e5489」専用商品です。
販売期間は乗車の1ヶ月前〜3週間前です。設定区間は以下の通りです。
- 新大阪・新神戸−熊本 12,470円
- 新大阪・新神戸〜鹿児島中央 14,700円
EX予約サービス
「エクスプレス予約」の有料会員なら、EX予約サービスが使えます。通常運賃料金より7%〜8%程度安くなります。駅の窓口などでは購入できません。乗車当日の予約可。有料会員以外は使えません。
EX早特
「エクスプレス予約」「スマートEX」の会員専用の割引です。「スマートEX」はクレジットカードを持っていれば、誰でも無料で会員になれますので、誰でも利用できます。EX早特は3日前までの予約で、通常運賃料金より安くなります。山陽新幹線では新大阪・新神戸~小倉・博多間に設定されていて、価格は12,000円です。
九州ネットきっぷ
JR九州インターネット列車予約サービスで購入できるネット限定の片道きっぷです。当日予約可で最大30%程度の割引になります。博多~鹿児島中央の九州新幹線区間のみで使えます。
区間・列車・席数などは限定。駅の窓口での販売はありません。「九州ネット早特」という早期割引きっぷもあります。
往復割引きっぷ+自由席
往復割引はJRで601キロ以上乗車すると往復の運賃が各1割引になるという制度です。格安チケットの設定されていない区間に乗るときには、往復割引を利用するといいでしょう。
より効果が高いのが、往復割引+自由席のあわせ技です。これは、JRの駅の窓口で「往復割引」で購入して、正規料金で自由席に乗ると、それだけで意外と安いという、ちょっとした裏技です。
乗車距離が長いほど、「往復割引」+「自由席」は効果が高くなります。割引きっぷの設定のない区間には効果的です。
eきっぷ
会員制インターネット予約サービス「e5489」の「J-WESTカード会員」か、JR九州の「JQ CARD会員」専用のきっぷです。割引価格の特急券と通常運賃の乗車券をセットで使い、あわせて通常・運賃料金より5〜15%程度安くなります。
駅の窓口などでは購入不可。乗車当日の予約でも購入可。有料会員以外は使えません。
e早特
「J-WESTカード会員」「JQ CARD会員」専用のきっぷです。e早特は3日前までの予約で、特定区間がeきっぷよりさらに安くなります。駅の窓口などでは購入不可。有料会員以外は使えません。
みずほ号の格安チケット、割引きっぷまとめ
新大阪・新神戸〜小倉・博多・熊本・鹿児島中央の区間を利用するなら、「スーパー早特きっぷ」「スーパー早特21」が第一選択肢でしょう。割引率が大きいのでおトクです。九州新幹線区間のみなら「九州ネット早特」が狙い目です。
山陽・九州新幹線の主要駅以外の途中駅から途中駅までの利用の場合、有料会員向け以外には、お得なきっぷがほとんどありません。601キロ以上あるなら往復割引で購入しましょう。往復割引+自由席は、片道ずつ指定席を買うのに比べると、そこそこの割引になります。