小田急ロマンスカーに格安で乗る方法まとめ

新宿から箱根へ一直線の小田急ロマンスカー。GSE、LSEなど車両も豊富で、箱根湯本まで乗り換えなしで訪れることができるのと、新幹線に比べて手頃な料金が魅力です。ここでは、小田急ロマンスカーに、もっと安く乗る方法をご紹介しましょう。

「小田急ロマンスカー」の運賃・料金

最初に、小田急ロマンスカーの値段をおさらいしておきましょう。通常価格は以下の通りです。

小田急ロマンスカーで新宿から箱根湯本へ行く場合、正規料金は乗車券1,220円＋特急券1,110円の片道2,330円。新幹線に比べれば圧倒的に安いです。

でも、「少しでも安くなる方法はないか」と考えてしまう人も多いでしょう。ここでは、新宿から箱根湯本を例にとり、小田急ロマンスカーに安く乗る方法を考えてみます。なお、それ以外の区間でも安く乗る方法はほぼ同じですので、参考にして下さい。

とはいっても、小田急ロマンスカーのみの割引きっぷはありません。往復割引もありません。ですから、小田急の駅窓口で買えるのは、正規運賃のチケットだけです。

車両タイプによる料金の違いは？

小田急ロマンスカーには「GSE」70000系、「MSE」60000系、「EXEα」30000系といった種類があります。これらの車両ラインナップの違いによる料金の違いはありません。

株主優待券を使う

小田急ロマンスカーに安く乗る方法は、小田急電鉄の株主優待乗車証（株主優待券）を手に入れることです。株主優待券は小田急電鉄全線に乗車できますので、これ1枚で新宿から小田原まで乗車できます。ただし、小田原・箱根湯本間は小田急ではなく箱根登山鉄道なので、株主優待券は使えません。この区間は別運賃を支払う必要があります。

小田急の株主優待券は、小田急の株主に配布されます。株主でない方は、金券ショップかヤフオクなどで手に入れましょう。金券店での相場は650円〜700円程度です。小田原から箱根湯本の箱根登山鉄道運賃が320円ですので、株主優待券を利用した場合、合わせて970円から1,020円くらいで新宿〜箱根湯本間に乗車できます。

これに特急券が別途1,110円かかりますので、あわせて2,080円〜2,130円くらいで新宿・箱根湯本間の小田急ロマンスカーに乗車できます。正規運賃・料金の値段は2,330円ですので、250円〜300円お得になります。

「箱根フリーパス」を利用する

小田急ロマンスカーに乗って箱根を観光するのなら、別の方法もあります。それは「箱根フリーパス」を利用することです。

箱根フリーパスは、箱根エリアの鉄道、バス、ケーブルカーなどが乗り放題になったチケットで、往復の小田急線の運賃も含まれます。新宿からの価格は2日間有効で6,100円、3日間有効で6,500円です。

ただし、特急券は別途購入する必要がありますので、ロマンスカーを利用すると正規料金で片道1,110円を支払わないといけません。

箱根内の周遊をするには便利なきっぷですが、そうでないなら、価格面で元を取るのは難しいかもしれません。

「江ノ島・鎌倉フリーパス」もある！

片瀬江ノ島方面へ出かけるなら、「江ノ島・鎌倉フリーパス」というきっぷもあります。江ノ島・鎌倉エリアの鉄道、バスが乗り放題になったチケットで、往復の小田急線の運賃も含まれます。新宿からの価格は1,520円です。

ただし、特急券は別途購入する必要があるのは「箱根フリーパス」と同じです。

小田急トラベル ロマンスカーセットプランを使う

箱根で宿泊するなら、小田急トラベルのロマンスカーセットプランを利用するという手もあります。箱根の宿の1泊2食と往復ロマンスカーがセットになって2万円程度～設定があります。

宿泊費とロマンスカーチケットをあわせた総額では、こうしたツアーのセットプランが最も安く付くことも多いです。

【公式】小田急トラベル ロマンスカーセットプラン

小田急「ロマンスカー」の格安チケット、割引きっぷまとめ

小田急ロマンスカーの格安チケットは、あまり多くありません。ロマンスカーに乗るだけなら、小田急電鉄の株主優待券を入手する以外にこれといった方法はありません。

箱根エリアや江ノ島・鎌倉エリアで観光するなら「箱根フリーきっぷ」「江ノ島・鎌倉フリーきっぷ」を検討するといいでしょう。小田急線途中駅からの設定もあります。箱根で宿泊するなら「小田急トラベル ロマンスカーセットプラン」がおすすめです。

新宿～町田・本厚木といった区間では、残念ながら格安チケットはありません。