「しなの」の格安チケットを全部紹介!
名古屋と中津川・松本・長野方面を結ぶ列車が、特急「しなの」です。東海圏と木曽・信州を結ぶ重要な特急です。以前は「ワイドビューしなの」という名称でしたが、2022年3月ダイヤ改正で「しなの」になりました。
「しなの」に安く乗るのに基本となるのは回数券で、指定席用と自由席用があります。そのほか、信濃路フリーきっぷを使う方法もあります。わかりやすく解説していきましょう。
「しなの」の運賃・料金
特急「しなの」の通常価格は以下の通りです。
区間 | 普通車自由席 | 普通車指定席 | グリーン車 |
---|---|---|---|
名古屋〜多治見 | 1,440円 | 1,970円 | 2,740円 |
名古屋〜中津川 | 2,540円 | 3,070円 | 3,840円 |
名古屋〜木曽福島 | 4,170円 | 4,700円 | 6,970円 |
名古屋〜松本 | 5,610円 | 6,140円 | 8,410円 |
名古屋〜長野 | 6,930円 | 7,460円 | 11,120円 |
まず、大人1名が特急「しなの」の普通車指定席に乗車する場合の運賃・料金は名古屋~長野が片道6,930円(往復13,860円)です。正規料金はこのように結構高いです。この価格を頭に入れておきましょう。
「しなの」のくわしい正規運賃・料金表はこちら
→「しなののJR料金表」
在来線指定席特急回数券(しなの号利用)
名古屋から松本・長野エリアへの指定席特急回数券です。「しなの」の普通車指定席が利用できます。金券ショップでの「しなの」の格安チケットは、この回数券がばら売りされています。
割引率は約10%で、激安というほどではありませんが、指定席に乗るならこれがもっともお得です。名古屋〜木曽福島、塩尻、松本、長野に設定があります。
設定価格は以下の通りです。運賃と料金の総額です。
区間 | 発売額 | 1枚あたり |
---|---|---|
名古屋~木曽福島 | 25,740円 | 4,290円 |
名古屋~塩尻 | 31,620円 | 5,270円 |
名古屋~松本 | 32,940円 | 5,490円 |
名古屋~長野 | 40,200円 | 6,700円 |
4月27日~5月6日、8月10日~19日、12月28日~1月6日は利用できません。
在来線自由席特急回数券
名古屋から松本・長野への自由席特急回数券です。「しなの」の普通車自由席が利用できます。金券ショップでもばら売り販売されています。
割引率は約10%です。名古屋〜松本・長野にのみ設定があります。激安というほどの割引率ではありませんが、この区間での最安値チケットです。
設定価格は以下の通りです。運賃と料金の総額です。
区間 | 発売額 | 1枚あたり |
---|---|---|
名古屋~松本 | 30,900円 | 5,150円 |
名古屋~長野 | 38,280円 | 6,380円 |
4月27日~5月6日、8月10日~19日、12月28日~1月6日は利用できません。
しなの特急回数券
名古屋から中津川への自由席特急回数券です。「しなの」の普通車自由席が利用できます。4枚綴りで、金券ショップでもばら売り販売されています。
割引率は約26%と激安です。名古屋〜中津川にのみ設定があります。激安というほどの割引率ではありませんが、この区間での最安値チケットです。
設定価格は以下の通りです。運賃と料金の総額です。
区間 | 発売額 | 1枚あたり |
---|---|---|
名古屋~中津川 | 7,440円 | 1,860円 |
4月27日~5月6日、8月10日~19日、12月28日~1月6日は利用できません。
信濃路フリーきっぷ
信濃路フリーきっぷは、JR東海が発売する往復特急券・乗車券付きフリーきっぷです。名古屋、多治見、三河、岐阜の各エリアから信濃路フリーエリアまでの往復と、フリーエリアの乗り放題がセットになった割引きっぷです。名古屋市内発の価格は13,620円です。
※画像:JR東海ホームページより
出発地〜フリーエリアの往復には、特急「しなの」普通車指定席を利用できます。フリーエリアは塩尻〜長野・松本〜南小谷で、フリーエリアでは特急列車または快速・普通列車の普通車自由席が乗り降り自由です。さらに、松本・長野・白馬地区の主な観光地のバス路線が乗り降り自由となる「バスフリー乗車券引換券」もセットになっています。
出発駅 | 発売額 |
---|---|
名古屋(市内) | 13,620円 |
多治見エリア (多治見~中津川、太多線) |
12,570円 |
岐阜エリア (岐阜~大垣) |
14,670円 |
豊橋エリア (豊川~豊橋、二川~蒲郡) |
14,670円 |
信濃路フリーきっぷの価格は、名古屋発で往復の特急券含めて13,620円なので、名古屋〜長野なら単純往復でも元が取れるきっぷです。ただ、回数券のばら売りより、やや高い場合もあります。信州でのフリーエリアを少しでも移動する人には、とてもお得なきっぷです。
また、三河エリア(豊橋周辺)発、岐阜エリア(岐阜~大垣)発も用意されていて、どちらも14,670円です。豊橋や岐阜など、特急回数券ではカバーしていないエリアから利用する場合も、お得感が高いです。多治見エリア発もあり、12,570円です。
「しなの」号の格安チケット、割引きっぷまとめ
特急「しなの」の格安チケットは、指定席回数券・自由席回数券が基本です。名古屋周辺の金券ショップでばら売りも販売されています。信州エリアを列車で周遊するなら、「信濃路フリーきっぷ」もいいでしょう。