東京〜岡山はこうすれば安く行ける!
東京〜岡山を安く行く方法を考えてみましょう。東京・岡山間には新幹線、飛行機、高速バス、在来線など、多彩な交通機関があるので、選択肢は豊富です。
東京〜岡山間の移動でもっともオーソドックスなのは新幹線です。東京〜岡山間は飛行機との競合があるので、新幹線のお得な割引きっぷもあります。安さを求めるなら青春18きっぷが抜群です。ただし、学休期しか発売されていません。
格安航空会社LCCも選択肢としてありますが、岡山空港には就航していないのでやや不便です。高速バスは寝ていれば着くので意外と便利です。
簡単にまとめると、安さなら青春18きっぷか高速バス、利便性なら新幹線の格安きっぷ、ということになります。
新幹線指定席(のぞみ) | 17,660円 |
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新幹線指定席(ひかり) | 17,130円 |
新幹線自由席 | 16,600円 |
新幹線EX早特21 | 13,240円 |
飛行機(JAL,ANA) | 約8,000円~ |
高松空港LCC+バス・電車 | 8,830円~ |
JR普通列車 | 10,670円 |
高速バス | 4,700円~ |
新幹線を利用する
東京~岡山間は、東海道・山陽新幹線の定価がのぞみ号の指定席が17,130円。自由席が16,600円です。
割引きっぷは、インターネット予約サービス「スマートEX」で販売されています。「EX早特」(平日14,670円)と「EX早特21」(13,240円)です。
これらの割引きっぷは列車、座席数限定ですが、乗車日の3日前まで(または21日前)まで発売されています。「スマートEX」には無料で会員登録ができます。
新幹線の「自由席」を利用する方法も意外とお得です。「のぞみ」は「ひかり」に比べると指定席料金は高いですが、自由席料金は「ひかり」と同額で16,600円。「のぞみ」の自由席はおトクです。
新幹線に乗るときは、特急券のほかに、乗車券が必要です。この乗車券の購入方法に裏技があります。東京発〜岡山の「往復割引」で購入するのです。東京から岡山は600キロ以上の距離があるので、往復割引(1割引)になります。
「往復きっぷの乗車券」+「自由席」で購入すると、片道あたり15,530円。金券ショップで指定席回数券のばら売りを買うより安くなります。学生の場合は学割も活用しましょう。乗車券部分がさらに2割引になり、片道あたり13,610円です。
飛行機を利用する
東京〜岡山間にLCCはありません。近隣の空港でLCCが発着しているのは、広島空港、関西空港、高松空港です。また、神戸空港にはスカイマークもあり、それぞれ安い航空券を販売しています。
成田空港〜関西空港には、ジェットスター・ジャパンとピーチ・アビエーションの2社があります。羽田空港〜神戸空港にはスカイマークがあります。成田空港~広島空港には、春秋航空日本があります。成田空港〜高松空港にはジェットスター・ジャパンがあります。いずれも早い時期に予約すると安い価格でチケットが手に入ります。
このうち、岡山空港から最も近いのが高松空港。JRと空港バスを高松駅で乗り継いで、約2時間弱、2,330円です。岡山~成田のジェットスターは片道4,490円(手数料別)から設定されていて、支払い手数料620円と成田空港使用料390円を含めて込みで5,500円が最低価格。東京駅~成田空港の格安バス1,000円を足すと8,830円~となります。最低価格で買えるとは限りませんので、実際は10,000円台前半くらいはかかります。
広島空港も岡山から比較的近く、JR線と高速バスを福山駅で乗り継いで約2時間、2,360円です。広島空港~成田空港間には春秋航空日本が運航しています。価格は高松空港のジェットスターとそれほど変わりません。
まとめると、LCC利用の場合、飛行機のフライト時間と空港へのアクセス時間を含めて、東京都内~岡山市内が5~6時間。価格は1万円前後です。なお、LCCの価格は頻繁に変動しますのでご注意ください。
飛行機で便利なのは、羽田空港~岡山桃太郎空港間のJAL、ANAです。運賃は時期によりますが、通常期でJALの普通運賃が34,300円と高額。割引航空券の最安値は約8,000円~ですが、これだけの激安チケットは2ヶ月以上前に買わないと手に入りません。前日までに購入で手に入りやすいのは15,000円程度のチケットです。
高速バス
東京〜岡山には高速バスも走っています。基本的に夜行バスです。高速バスは3列シートと4列シートがあります。
東京〜岡山でポピュラーなのはJRバスと両備バスです。JRバスは「グランドリーム号(京浜吉備ドリーム号)」と「ドリーム岡山・広島号」です。3列シートの「グランドリーム号」は正規運賃13,200円で、早売10で5,100円〜10,200円。安いのは4列シートの「ドリーム岡山・広島号」で片道12,200円。早売10で4,700円〜9,200円です。
両備バスの「ままかりライナー」(4列シート)は片道6,300円~6,800円で、WEB早割1で5,800円。3列シート「マスカット号」は、7,000円~11,800円です。
そのほか、格安バス会社も各社運行しています。価格はバス会社によってだいぶ違いますので、何社か探すか「楽天トラベル高速バス予約」などで検索してみるといいでしょう。
夜行バスは寝ている間に着きますのでラクですが、4列シートだと狭いので寝づらいかもしれません。所要時間は10時間くらいです(時間帯によって変わります)。
JR普通列車
東京〜岡山をJRの東海道本線の普通列車で旅する方法もあります。約12時間、10,670円です。12時間普通列車に乗り通しで1万円以上かかるというのはしんどく、定価では普通列車の旅はコスパが悪いです。
しかし、青春18きっぷなら5日分12,050円、1日あたり2,410円で移動できます。したがって、青春18きっぷを使える時期なら、それが事実上の最安値です。
東京~岡山間を安く行く方法まとめ
東京~岡山間を安く行く方法としては、高速バスのチケットを早めに買うのが有効です。時期や曜日でだいぶ異なりますが、5,000円~7,000円程度で見つかります。青春18きっぷのシーズンなら、1日あたり2,410円で移動できます。それが最安値でしょう。
バスや青春18はしんどい、という方はJAL、ANAの飛行機を利用しましょう。早めに買えば1万円程度でチケットが手に入ります。JAL、ANAのチケットが高い場合は、高松空港のジェットスターも選択肢です。空港アクセス含めて10,000円前後でチケットを手に入れることは比較的容易でしょう。
新幹線の場合は、時間帯があえば「EX早特21」なら13,240円で「のぞみ」に乗れます。
それ以外で「のぞみ」がいい、という方は、往復割引で自由席を利用すれば、片道あたり15,530円です。