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JR往復割引のしくみ

JRの往復割引とは、往復でJR線を利用した際に、片道あたりの営業キロが601km以上の場合に、運賃が1割引になる制度です。割引になるのは運賃だけで、新幹線などの特急料金は割引になりません。

学割の場合は、往復割引で1割引になった金額から、さらに学割で2割引になります。つまり、学割で往復割引の場合は合計28%割引になります。

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往復割引とは

往復割引とは、JRで同一区間を往復で利用する際に受けられる割引です。割引を受けるには、往復がセットになった「往復割引乗車券」を購入しなければなりません。

片道の利用距離が営業キロで601km以上の場合に、運賃が1割引になります。往復割引は、行きも帰りもまったくの同一区間を利用する際に適用されます。

片道601km以上というのは、東京発の場合は、東海道・山陽新幹線で西明石以西、東北新幹線で二戸以北、秋田新幹線で大曲以北です。したがって、東京−姫路や、東京−八戸、東京−秋田などは往復割引が適用されます。東京−大阪は往復割引適用にはなりません。

往復割引運賃の計算方法

往復割引運賃は、片道あたりの運賃を1割引にして、端数を切り捨てて、それを往復分(2倍)にして計算します。

たとえば、東京−岡山間の場合、片道の距離は732.9kmです。JRの運賃区分では721-760kmに該当しますので、運賃は10,670円です。これを1割引にすると9,603円。端数を切り捨てて、9,600円になります。9,600円×2で19,200円が往復割引運賃です。2,140円も安くなります。片道あたりなら1,070円引きとなります。

JR東日本E5系

往復割引乗車券の有効期間

往復割引乗車券のきっぷの有効期間は、以下の通りです。

  • 片道601km〜800km 10日
  • 片道801km〜1000km 12日
  • 片道1001km〜1200km 14日
  • 片道1201km〜1400km 16日
  • 片道1401km〜1600km 18日

具体的には、東京から岡山や新青森なら10日、広島や函館なら12日、新山口や博多なら14日、熊本なら16日、鹿児島なら18日です。

新幹線特急券は割引にならない

往復割引乗車券で割引になるのは「運賃」のみです。「特急券」は割引になりません。そのため、新幹線や在来線特急を利用する場合は、別に特急券を定価で買う必要があります。そのため、運賃・特急券を含めた総額では、全体の割引額は7〜8%になります。

ただし、新幹線を利用する場合、他に割引きっぷが少ないので、7〜8%の割引額でも小さくはありません。新幹線回数券のバラ売りを買うより安いこともあります。

往復割引は途中下車できる

往復割引乗車券には途中下車の制限はありません。有効期間内なら途中下車することができます。

たとえば、東京−広島の往復割引乗車券を利用した場合、往路に名古屋で途中下車し、復路に大阪で途中下車する、というようなことが可能です。

ただし、「東京都区内」や「大阪市内」といった特定都区市内駅発着の乗車券は、発着地のエリアでは途中下車はできません。

たとえば東京都区内−広島市内の乗車券では、東京都区内・広島市内での途中下車はできません。途中下車できないのは出発地と到着地のエリアだけです。上記の例で言えば、大阪市内で途中下車することはできます。

往復割引の払い戻し

往復割引乗車券を払い戻す場合、有効期間内で使用開始前なら220円の手数料で払い戻せます。

使用開始後であっても、有効期間内で未使用区間が101km以上あれば、手数料を支払って払い戻せます。その場合は、普通運賃で当該区間を乗ったものとして、支払総額との差額が払い戻されます。当然、往復割引の適用は取り消されます。

「往復割引きっぷ」とは違うので注意!

往復割引乗車券と似た名称で「往復割引きっぷ」というのがあります。たとえば「大阪往復割引きっぷ」「神戸往復割引きっぷ」といった商品が発売されています。

これらは企画乗車券と呼ばれるもので、「往復割引乗車券」とは異なります。「往復割引乗車券」とは違ったルールになっていて、途中下車ができないなどの制限がありますので、ご注意ください。

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