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東北ローカル線パスの使い方

東北ローカル線パスは2015年以降、発売されていません。以下は2014年までの情報です。

「東北ローカル線パス」は、JR東日本の東北6県の路線と、東北地方の私鉄など10社の路線に乗り降り自由のフリーきっぷです。東北の私鉄とJR全路線を乗りつぶすのに最適な切符として知られています。

利用できるのは、東北6県のJR東日本の全路線と、IGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道、弘南鉄道、秋田内陸縦貫鉄道、由利高原鉄道、三陸鉄道、山形鉄道、阿武隈急行、福島交通、会津鉄道の10社。これらの路線がフリーエリアで乗り放題自由となっています。いっぽう、上記に入らない、仙台市営地下鉄、仙台空港鉄道、津軽鉄道には使えません。東日本大震災の影響で不通になっているエリアの代替バスやBRTも利用可能です。

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東北ローカル線パスの利用方法

「東北ローカル線パス」の利用方法は青春18きっぷとほぼ同じです。利用可能なのは普通列車と快速列車のみ。新幹線や特急・急行列車には原則として乗れません。別に特急料金を払っても乗れません。ただし、新青森〜青森間のみを利用する場合に限り、特急・急行列車の普通車自由席を利用できます。また、秋田内陸縦貫鉄道の急行「もりよし」は急行券のみの購入で乗車できます。

通用期間は連続する週末の3日間です。最近は季節販売となっていて、主に夏、秋、春に販売されます。

値段は大人6,170円。1日あたり2,057円ですので、青春18きっぷよりも若干安いですが、北海道&東日本パスよりは高いといえます。ただ、運賃の高い東北エリアのローカル私鉄に乗り放題ですから、コストパフォーマンスは高いきっぷといえるでしょう。こどもは半額です。

東北ローカル線パスの利用のコツ

東北ローカル線パスはとてもコストパフォーマンスが高いきっぷですが、難もあります。最大の難点は、東北エリア以外から訪れる場合、アクセスで結構なお金がかかってしまう、という点でしょう。たとえばJRで普通乗車券を買うと、東京から白坂(フリー区間の入り口)まで3,350円です。普通列車で3時間の距離なのに、東北ローカル線パスの半額以上の運賃が必要なのです。

これを改善する一つの方法は、青春18きっぷとの組み合わせです。青春18きっぷと東北ローカル線パスは、利用期間がずれていますが、一部期間では重なります。その時期に、青春18きっぷのあまりなどを利用して訪れると安くつきます。

東京からの普通列車は混雑しますので、高速バスを使うという手もあります。新宿駅から西郷バス停まで「あぶくま号」で3時間3,500円です。西郷バス停から新白河駅までは、徒歩20分ほどかかります。西郷→新白河ルートは、東北ローカル線パスファンには、すっかりおなじみになりました。

また、浅草から東武鉄道・野岩鉄道を乗り継いで会津高原尾瀬口まで行く方法もあります。この場合は、2,620円かかります。ただし、会津高原尾瀬口では東北ローカル線パスは販売されていません。そのため、事前に入手しておく必要があります。

ところが、東北ローカル線パスは、発売場所がフリーエリア近辺のJR駅か旅行会社に限られています。そのため、事前に東北ローカル線パスを買ってからエリアに入るのは簡単ではありません。野岩鉄道で入るルートですと、会津高原駅でパスを購入できないため、会津鉄道運賃を払って会津若松まで行かなければ買えない、というネックがあります。そのため、このコースは、会津若松方面から浅草方面へ抜ける「帰路」に使うといいでしょう。

東北ローカル線パスのエリア外での事前購入

2013年9月12日からはフリーエリア以外のびゅうプラザ及び主な旅行会社において、フリーエリアを着地に含む旅行商品を同時購入する場合にも発売されるようになりました。とはいえ、びゅうの旅行商品を買わなければならないので、あまり使い勝手は改善されたとはいえません。東北新幹線とホテルのパックツアーなどが想定されますが、それだと現地で買えばいいので、あまり意味はありません。

そのほかには、仙台などの旅行代理店から「通信販売」で購入するという手もあります。ただ、その場合は、送料などがかかります。結果的に「お得度」が減ってしまうので、あまり現実的ではありません。

東北エリア内利用だけでも十分お得

東北在住の人は、エリア内を利用するだけでお得です。たとえば、JR在来線とIGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道を乗り継いだ場合、仙台〜青森間の往復は大人1万7660円ですが、東北ローカル線パスを使えば、1万1490円も安くなります。そのくらい価格としては安いのです。

東北ローカル線パスの2014年の発売期間

東北ローカル線パスの発売期間は年によって違います。参考までに、2014年の期間を記します。

2014年1月31日(金)〜 2014年3月29日(土)
2014年10月09日(木)〜 2014年12月20日(土)
・有効期間開始日当日も購入可
・日曜日または月曜日を利用開始とする場合、利用当日の発売は不可。土曜日までに購入する

東北ローカル線パスの利用期間

東北ローカル線パスの利用期間は年によって違います。参考までに、2014年の期間を記します。

2014年2月1日(土)〜 2014年3月31日(月)
2014年10月10日(金)〜 2014年12月22日(月)
※上記期間内の金・土・日または土・日・月の連続する3日間が有効

東北ローカル線パスの価格

大人 6,170円
小児 3,080円

東北ローカル線パスの取扱箇所

フリーエリア内のJR東日本の主な駅のみどりの窓口、びゅうプラザおよび主な旅行会社。

または、フリーエリア以外のびゅうプラザ及び主な旅行会社において、フリーエリア を着地に含む旅行商品を同時購入する場合にも発売されます。

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